志賀郷杜栄、協栄建設、サンライトエナジーの3社+日新商事との新しい取り組みをはじめます。
場所は滋賀県大津市内、「滋賀県造林公社」から弊社が請負った現場。森林整備後に出る林地残材を、バイオマス発電の燃料材にするための試験施工を行なっています。
「バイオマス発電」とは、バイオマス燃料を利用した発電方法のことで、バイオマス燃料を直接燃焼したり、発酵させることで発生するメタンガスなどを燃焼したりすることでエネルギーを取り出し、発電します。
バイオマスエネルギーは、原料となる植物などの循環再生によって持続的に生み出し続けることができるため、再生可能エネルギーの1つとして注目されています。
(出典:https://00m.in/qOVMk)
林地残材はD材やタンコロと呼ばれていて、枝が細かったり根元が折れ曲がるなど、売り物にならない資材。売り物にならないだけでなく、持ち出し加工するにもコストがかかるので、森林内に放置することがほとんどです。それを価値あるものに変えようという試みです。
林地残材をチップ化し、使いやすいバイオマス資源になるよう加工します。
木質バイオマス発電は、原料の収集や加工、運搬にコストがかかる、発電効率は20%~25%程度で低いなど課題が多いのが現状です。
しかし取り組みが成功すれば、森林内の林地残材が大きく整理されます。また森にとっても好循環が生まれ、森林の多面的機能に有益なものになります。
今まで採算が合わないため放置されていたものが資源化できれば、新たな環境貢献の手法となるでしょう。
低コストで実用化できるよう試験を進めますので、応援のほどよろしくお願いいたします。
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