木材の価格を上げるために「質」の調査をおこないます

このたび、京都府立大学などで行う調査に、協力することになりました。

森にある木材が、商品として適切な強度があるかを測定します。立木の状態、伐られてから製品になるまでなど、段階ごとに調べていきます。

木材は、どれくらいの「量」を山から出すことに重きを置かれており、「質」はあまり重視されてきてません。そのため歩留まりを踏まえて多めに仕入れ、低価格で購入するという悪循環が生まれています。

そこで、「質」を証明することができれば、高値での取引が可能になります。この調査では、「質」の中でも強度に焦点をあて調べます。

同時に、立木の立地環境も調べます。ドローンを飛ばし地形を調べたり、伐採前の立木の個体識別と強度を測定します。

レーザーで地形等を把握することにより、どのような環境下で育った木に強度があるのかを推定できるそうです。

適切な強度や品質の木材を安定的に提供できれば、価格を上げることができます。価格が上がれば、森林整備する川上の利益も増えます。森林整備者も素材生産者も収入が増えれば、林業が魅力ある仕事として認知されることでしょう。

現時点では壮大に見えますが、そのようなゴールを見据え調査を進めていきます。どうぞご期待ください!

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP
PAGE TOP