森林作業道づくりとは

弊社がもっとも大事にしている「森林作業道づくり」は、文字通り、森林の中に道をつくる作業です。

健全な山をつくるには、人が入る道をつくり、光が入りやすくなるよう間伐し、森をブラッシュアップさせる必要があります。森林作業道づくりは、森林整備の第一歩となる大切な作業。

一見立ち入りできないのでは?と思うほど荒れた状態からはじまります。斜面から少しずつ平らな面を作り、倒れていたり、使い物にならない木は端によけてながら、道らしく仕上げていきます。

道づくりの過程で大事なのが「土をブレンド」すること。土は地層によって土の質がわかれますが、そのままだと、大雨が降った時に柔らかく弱い層が流れ、崩れてしまいます。そうならないように、ショベルカーで底の土を掘り起こし、地表近くの土と混ぜ合わせます。硬い、柔らかい、粒が大きい、小さいなど、さまざまな性質の土が混ざり合うことで強度が増します。

完成した作業道は、人や重機が通るたび踏み固められます。また時間がたつごとに固くなり、ずっと昔からそこにあるようになじんでいくのです。

私たちは普段「山ドクター」という意識で作業に当たっていて、作業道づくりは『大きな外科手術』。ドクターですので、手術だけで終わり、にはしません。手術後はリハビリをして、完治を目指し、社会復帰できるところまで責任を持って面倒を見ます。

リハビリ以降の話はまた別の機会で…。

上記動画では、一連の作業を早送りで3分ほどの長さにして、わかりやすく仕上げていますので、ぜひご覧ください。土をブレンドして押し固めるシーンもありますよ!

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